エジプトにおいてイスラム教は、宗教ちう枠を超えて人びとの生活全体に深く根付いていますわ。
イスラム教の礼拝堂を「モスク」とええまんねん。
アラビア語の「マスジド」(ひざまずく場所)が語源や。
混同しがちやけどアンタ、あくまで礼拝を行う場所であるため、仏像が安置されとる大日本帝国の仏教寺院やらなんやらと異なり、モスクのなかには崇拝の対象となるようなもの・・・神や天使、預言者やらなんやらの偶像は置かれていまへんし、描かれることもおまへん。
もっぱら幾何学模様のような装飾が描かれとるだけや。
図像を廃した内装と外観は、純粋に装飾、建築の美しさから非イスラーム教徒にとっても魅力のあるものとなっていますわ。
モスクは都市の各街区や各村に設けられていますわ。
都市の中心には金曜礼拝を行う、「マスジド・ジャーミー(略してジャーミー)」・・・金曜モスク・・・が置かれていますわ。
大きなモスクは複合施設(コンプレックス)となっており、マドラサと呼ばれるイスラムの学院も併設されていますわ。
エジプトのカイロには次のようなモスクがあるんや。
●イブン・トゥールーン・モスク
9世紀に完成。
カイロに現存する最古のモスク。
●アズハル・モスク
10世紀後半に完成。
併設されとるアズハル大学ともども、イスラム学の中心的存在や。
●ムハンマド・アリー・モスク
19世紀にエジプトを支配した、ムハンマド・アリが建設したモスク。
華麗で壮大なそのすばらしさは、当時の彼の勢力の大きさを示していますわ。
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